トラックドライバーはきついのか?

一般的にちょっとネガティブなイメージがあるトラックドライバーの世界。
本当にきついの? 収入は? 労働時間は? そのような疑問を担当者に聞いてみました!

トラックドライバーの仕事はきついのか? 加藤物流の働き方改革

大澤 昭広(おおさわ・あひきろ)
株式会社 加藤物流 / 業務本部 統括部長
顧客管理、業務管理など㈱加藤物流の中枢部門の責任者として従事。社員ドライバーが働きやすい、やりがいを感じられる職場環境を用意するため、対取引先企業との交渉毎においても重責を担っている。

ドライバーの労働環境は、近年飛躍的に向上しています!

トラックドライバーの仕事はオフィスワークとは違い、いわゆる肉体労働なのは間違いありません。ひと昔前のイメージですと、屈強な男性が大量の荷物を積み降ろし、昼夜問わず長距離運転……といったところでしょうか。ただ、そのような環境では今の時代、誰もドライバーにはなりたいと思わない。ですから近年は業界もガラッと変わってきていますよ。

当社のトラック輸送は、パレットを使ったフォークリフトでの積み降ろしのウイング車、またはカゴごと運ぶゲート車での取引先への「幹線輸送」が基本。荷物の積み下ろしの際の身体への負担は少ないです。また、会社として“健康宣言”を掲げており、日々の血圧測定の徹底、年2回の健康診断など、ドライバーの体調管理を第一に考えています。

「ドライバーは収入が不安定」というイメージを変えていきたい

トラックドライバーは収入が不安定というイメージもありますよね。そこも当社としては払拭したいと考えています。基本的に取引先からは大口、小口の発注をバランスよく受注して、閑散期を作らないようにしています。そのほか自社で物流拠点も設けていますので、年間を通して計画的に業務を割り振ることが可能です。

給与に関しては基本給プラス歩合給という給与体系になっているのが現状です。しかし、時代の変化にあわせて、どのような給与体系がいちばん良いのかということを常に検討し、柔軟に対応するようにしています。

働き方、稼ぎ方は人それぞれですから。入社したらぜひ私たちに相談して欲しいですね。会社としてこれから若い世代の採用に力を入れるにあたり、いかにドライバーが安心して働けるかを第一に考えていく必要があると感じています。

勤務時間はやればやるだけでなく効率重視へ

当社は月24日勤務、週休1日のシフト制が現状です。昔は働いた分だけ稼ぐことができる業界でしたが、近年の働き方改革もあり、その点は順次見直しをしていかなくてはいけないと思っています。そのためにルートや同梱配送の改善を徹底し、効率よく動いて売上げを維持できる取り組みを強化。ドライバーにしわ寄せがいかないようにしたいと思っています。

「トラックドライバーの仕事はきついのか?」については、正直に言って、きついことがあってもそれだけの「やりがい」を感じられるかどうかが重要だと思うんです。頑張って働きたい! という意欲に対して、どういった形でやりがいを還元できるかが、会社としてやるべきことだと思っています。